After the END / PROJECT V/R Converters
- sskeig
- 2022年5月8日
- 読了時間: 3分
更新日:2022年5月11日
楽曲概要
2022年4月22日公開。PROJECT V/R Convertersによる楽曲。
Credits
Lyrics : Shiro
Composed, Arranged : Talich Helfen
Synthesizer Arranged : fuluca
Vocal & Chorus : 初音ミク
Synthesizer Programing : fuluca
Electric Rhodes Piano, Electric Wurlitzer Piano : Shell(LEFTARiO)
Acoustic Guitars & Electric Guitars : ゐつぺゑ
Electric Bass Sample : Ippei Aihara
Drums Sample : Gakutin
Noise Machine : Talich Helfen
Soprano Saxophone : Sobune Saki(LEFTARiO)
3 Flutes : Natsuki Kondo
2 Bb Clarinet : Miri Katamura
Bass Clarinet : Sota Shimane
Vocal Editor : Shiro
Mixed : Talich Helfen
Art Works : Nia
Teaser Music : Talich Helfen
Teaser Movie : ゐつぺゑ
Movie : Shiro
ゐつぺゑ、Nia、初吹音さき様による楽曲解説はこちら
仮想幻實放送 〜第伍回後編 Virtual Side〜
作曲者の独断と偏見による解説
2020年11月29日作曲。同ユニット楽曲「Trip in Cosmologic」や「Gate of Future」のシンセサイザーを多用した、コスモを感じる楽曲シリーズ。
ふるか氏によるシンセサイザープロデュースを想定して作曲していた(約1年半越しの公開ということになる)。
木管楽器群のスコアはふるか氏のデモミックスを聞いて思いついたもの。クラシカルなアンサンブルに、ソプラノサックスのソロが足された形である。また柔らかい響きにするためフルート・クラリネットによる六重奏になった。
初吹音さき氏の参加が決定した時点で、E.Pianoをシェル氏に弾いてもらおうと(実質LEFTALiOとのコラボ作品にしようと)考えていた。
RhodesとWurlitzerをステレオで左右振るアイデアはシェル氏の「Lo-fiな何か」より引用した。
Gakutin氏にはBPM132で16小節ほど自由に叩いてもらいエディットした。ゐつぺゑ氏は本プロジェクトでは珍しく一番最後にエフェクト的な要素をプラスするためにレコーディングして。(投稿8時間前くらい?)
・Intro
2コードによるリフレイン。フィルタリングされたクラリネットとシンセパッドが中心となっている。クレジットされているNoise Machineはほぼイントロにしか出てこない。モジュール系シンセの他に、ハウリングさせたマイクロフォンや、過度に歪ませたギター、水が入ったボールに硬貨を入れてマレットで叩いたもの(?)などを演奏している。リズムマシンが徐々に大きくなりAメロに突入する。
・Aメロ①
イントロのコードを使ったAメロ。二回し目からコードが展開していく。
・Bメロ
Bメロは一回しか出てこない上に極端に短い(私の曲ではよくあるパターンである)。
今回の場合はAメロとサビをスムーズに繋ぐためであり、それ以上は必要ないと考えたためこの尺になった。
5小節目から短三度上(E Major)へ転調するがサビでは何故か元のキーに戻っている。詳しいことは知らない。
・サビ①
IVから始まるサビのコード進行は近年のボカロシーンにありふれすぎているためなるべく避けてきていたが、全体のサウンドやリハーモナイズなアプローチで一線を画せると考えたためこの進行を採用した。
・間奏①
サビ終わり、bVII7を利用しB MajorのIVへ。コードのリズムパターンはBメロのモチーフを引用している。木管楽器群がかなり高難易度なアンサンブルを繰り広げる(しかもキーはB Major)。本楽曲で唯一4つ打ちのビートであるセクション。
・Aメロ②
二番ではIIm7からのアプローチなどを使い、リハーモナイズで全く違う印象を持たせている。
・間奏②
ソプラノサックスによるソロ。目紛しく転調しながら進行し、BbM7へ着地する。
・落ちサビ
サブドミナント - トニックのような流れでFM7へ着地する(実際はC MajorのIV)。シェル氏によるリハーモナイズが効いている。複雑な進行とともにピッチが上がっていき、Db half Majorへ転調する。
・サビ②
チューニングの変化による不思議な雰囲気でサビが再現される。最後のフレーズが一番とは異なりメロディックマイナースケールの下降と、強大なサブドミナントマイナーでサビが締め括られる。
・Outro
イントロと同じように(コードは違うが)2コードのリフレインで構成される。安定したベースとパッドの上に、ソプラノサックス、エレクトリックギター、ドラムス、木管群などが即興的なフレーズを乗せている。CbM7/Dbの響きのままトニックへ解決せずに終止する。
Scores
コード譜
木管楽器群、ハープ、打楽器群の総譜
PROJECT V/R Converters
Youtube
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