滄海桑田 - FLUX / V/R Converters
- sskeig
- 5月25日
- 読了時間: 5分
更新日:6月27日

概要
V/R Convertersの楽曲。
2025/05/25リリース。

Credits
Lyrics and Vocal
綿菓子かんろ
Composed, Arranged and Mixed
Talich Helfen
Instruments
ゐつぺゑ
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作曲者の独断と偏見による解説
楽曲が出来上がるまでの経緯を、覚えている限り書き連ねます。
2024/11/18
作曲(メロディ・コード・尺)が完了。 元のコンセプトとして、アレンジデモを作らない曲とした。
通常、私一人で大体全部の楽器を下手なりに入れたデモを制作しているが、全く元のパートがない所に、楽器を入れてもらったらどうなるのか。
24/11/26, 27, 28
ということで、ゐつぺゑとのパートの分担は
ゐつぺゑ : ギター、ベース、ドラム、コーラス
私がそれ以外という感じに
所謂ベーシックトラックをお願いすることになったのだが、先に上物を作ったらどうなるのか、という感じに
複数のアンサンブルが混在しているイメージで、
鍵盤四重奏
フェルトピアノ、チェレスタ、鍵盤グロッケンシュピール、ハープ
(ピッチがグライドするクロテイルとチャイムも時々)
24/12/06
ハンドクラップ(フラメンコのパルマ的な)、缶(確かモンスターのピンク)、
フライパン等を追加
(いずれもチューブスクリーマーで歪ませている)
所々、いろんなサンプルを追加しつつ
24/12/10
弦楽四重奏パートを追加。いつも通りメリスマ
Rockman X100というギターアンプ?エフェクター?を通してみた。
24/02/25
しばらく動きなし。そろそろ作り始めねばと、レコーディング用のステムを書き出してみる。 この時点でコーラスのアレンジが終わっているが、いつの間に?
24/04/05
やっっっとゐつぺゑレコーディング。
この時点のデモ。情報量はあるが、全くもって意味不明。
その状態に、ドラムを入れてもらう(打ち込み)。
このドラムキット、なかなか訳が分からない構成になっていて、
kick : ボイパのキックみたいなサンプル
snare : エンベロープフィルターがまあまあ強く掛かって
toms : 中国の太鼓みたいなやつ???
cymbal : は普通か??
いずれも叩くたびにピッチがランダムに代わる仕様
ベースは五弦で、ジェイコブコリアーみたいによろしくと伝え。
フラメンコギター的なのを入れてもらい。
私は同時進行で、作業音声を聴きつつ。
アフリカンなパーカッション集団と、
めっちゃテンション高い、トーキングドラムと
めっちゃ陽気なティンバレーロを追加。
さらにコンコードのパーカッションを貼ったりなど。
ベースは後半の箇所をユニゾンする形で、
GM音源のピアノをバチバチにしたやつを追加。
24/04/06
あと演出シンセを追加。
主にバンドイン前に、色々追加していった感じ。
24/04/10
ボーカルレコーディング用ステム整理を。
やっと完成系が見え始める?
24/04/12
歌詞が完成。
タイトルも「滄海桑田」に
24/04/23
綿菓子かんろ歌入れ。この日はメインボーカルを。
24/04/26
コーラスをレコーディング。
スケジュールの都合で、綿菓子かんろに全てのコーラスを担当してもらうことに。
24/04/29
ミックスダウン。完成。
・楽曲の中身について。
イントロ無し。Aメロ 基本ずっと3/4。
キーはAメジャー。ド頭からFのリディアンみたいなコードなので、よく分からないが。
二回し目からはよりポリリズム的なアレンジに。
6/8と3/2的なのもいるね。
この曲メロディは、3/4と6/8を行き来するような感じ。
(このイントロ、ライヒの2×5にそっくり)
Bメロ 色々転調。
6/8→6/8→3/4→3/4
の流れに
その後5/4に。
6/8→6/8→2/4
に短縮する感じ。
最終的に
6/8→6/8
サビ
いろいろあってGbメジャーへ
II - V - Iの暴力みたいなサビ。
一応細かく書きます。
IIm7 - IV/V (or V7) ときたら解決できる先は。
IM7, VIm7(シンプルね)
IIbM7, VIbM7(かっこいいやつ)
VIM7(これほんとは逆で、II-V側を平行調の借用をうんたらかんたら、、、)
IIIM7(理屈はよく分からんが、使う。
IVM7/Vだった時に上四声がまんま半音下がるからかな?)
あたりは個人的に普通に使う進行。
今回、特殊なのが
IIm7 - IV/V - VIIM7
Vのドミナントの時にいる(D, F, A, C)の人たちが
半音上に(D#, F#, A#, C#)
これがBM9の上四声にスムーズにいける的な。
基本これらの組み合わせでできてる(はず)
間奏1
かっこいいハイポジベース。
2A
全然違うハーモナイズに。
後半の展開が変化。
より大きな6/4みたいなリズムに。
しれっとサビに行く前に、謎ゾーンが。 これテンポが変わっていて、 BPM156の付点八分音符を
四分音符に見立てる(BPM208) グロッケンが小節頭。ハープは八分音符。
ピアノは4拍3連を軸にアルペジオ。
チェレスタが8分音符7個に4拍子が入ってて???? これが3小節だけあって
2サビ
BPM208 - BPM130(これも多分数字的に説明できるんですけど、パンクしそうなのでやめときます。5連符8個分が次の四分音符です)
ここは130から元のテンポにaccelしますが、作曲段階ではaccelなしで戻る予定で、
16部音符5つ分が、次のテンポの付点四分音符に(6/8の一拍)
になっているが、accelの方がかっこいいので、そっちに。
間奏2
ギターソロ
どんどん3/4に。
D
今までのメロディの断片が、追っかけっこして(いるんですが、ミックスではあまり聞こえませんでしたね。ごめんわたかん。s)
テンションマックスな感じに。
必殺オルタードをここで。
E
完全に新しいセクションへ。
最初のティザー動画で出てきたとこですね。
コードはよくわかりません。
ペトロールズのモラルっぽいイメージ。
後半に歌が乗って。
さらに転調。ここ微妙にコード変わってて紛らわしい。
アウトロ
Eのコードを中心にクライマックス。
キメでおーわり。
6/8と3/4が混ざる感じってどこで覚えたんでしょうか?
思い当たるのはWest side storyのAmericaとか?
「滄海桑田」引き続きお楽しみください。
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