樹氷 - FROST / V/R Converters
- sskeig
- 4月23日
- 読了時間: 6分


概要
V/R Convertersの楽曲。
2025/4/24リリース。
Credits
Lyrics and Vocal
綿菓子かんろ
Composed and Arranged
Talich Helfen
Guitars and Chorus
ゐつぺゑ
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作曲者の独断と偏見による解説
楽曲が出来上がるまでの経緯を、覚えている限り書き連ねます。
2024/04/05
綿菓子かんろ「クヴェールと貼箱」の楽曲が揃って、レコーディングの日程を合わせている頃だったかと思います。 サビだけ思いついて、コードとメロディを残した形跡があります。 特にアレンジもせず放っておいて 2024/06/05
この日にフル尺のデモが。8割くらいほぼそのままですね。
「クヴェールと貼箱」が生演奏・生楽器縛りだったので、今度はリアルで再現不可能なものを、というテーマで進めています。あとは過去に作った楽曲のパーツをリサイクルするというのも今シリーズのテーマです。
この時まだV/R Convertersの構想は無く、普通に綿菓子かんろのサードアルバムにするつもりでいました。
2024/11/11
この日まで特に動きなし。なんかちょこちょこ音足してた気はするが。
イベント「FRICTION」に伴い、V/R Converterを半解凍し、ゐつぺゑと二人体制で(ゲストボーカルは綿菓子かんろ)The Bootleg Pointという公式海賊版(?)をリリースした日です。
TBPの制作中に「この3人、めちゃ制作しやすいのでは」となり(まあここに至るまでに、とあるシンガー+ゐつぺゑ+私の新ユニット的な話がポシャったりと色々あるのですが)3人で何かやろうかなと思っていて、楽曲を聴かせたあたりです。 たまたまV/R Convertersというフォーマットがスムーズに移行しやすかったため、再始動することとなります。
とはいえ、メンバーの3/2が変わってるのであまり再始動という感じはしませんが。
しかも綿菓子かんろの制作も旧V/R Cと地続きな感じなので、めっちゃ新しいユニットを始めるぞ的な感じでもないです。よく知った人たちだし。
2024/11/27
毎度ありがとうMelismaストリングスに弦楽器を差し替え。
https://kagura-music.jp/melisma-top 今回は88664の大編成。
2025/02/21
ところが全然制作が進まないわけで、ゐつぺゑ氏もわたかんも私と違って大忙し。なかなかスケジュールを調整するのも難航し、リリース日4/24がどんどん近づいて参ります。
とりあえずこの日は、作詞・レコーディング用のステムを用意しています。
それに伴い、もろもろ大量にあるトラックを整理。
2025/03/17
詞が上がってきます。いつも通り一発OK。
「樹氷」というタイトルも決まりました。
歌詞が上がったので私はコーラスアレンジを。
2025/03/18
ゐつぺゑギターレコーディング。
大量のアコギダビング、マンドリン、大正琴、ギタレレ、クラシックギター、名前のわからんちっちゃいアコギみたいなの。などをレコーディングしてもらいました。
デモの時点で多分10パートくらいだったギターパートは16パートに。
2025/03/24
綿菓子かんろ歌レコーディング。
そこそこのコーラスもダビング。
いつもはファイルでのみやりとりなのですが、今回からオンライン立ち会いレコーディング。歌い回し等、吟味しながら録りました。
その後、ゐつぺゑコーラスもレコーディング。4声×2の合計8パート。
後この日にジャケットも制作しました。このスケジュールのどのタイミングで??
2025/03/29 トラックダウンとマスタリング。どうにかまとめました。
2025/04/01
新アー写、新ロゴを制作。4/4に発表なのに呑気なもんです。
2025/04/04
再始動を発表しました。前活動してた時よりは多少反応がありましたね。わたかん効果です。 この日からV/R Cを簡単に説明する動画が6本出ました。 Youtubeに上がってるsystem update - V/R Converters 3.0の後半を150%遅くすると、樹氷のインストになります。 2025/04/18
Nack5様にて先行オンエア。宣伝できない番組のようで、たまたま耳にした方、いらっしゃったのでしょうか?
2025/04/24
無事リリース。
そういえばこの日ってなんの日か分かる?長く聴いてらっしゃるごく僅かな方々は分かったら嬉しいな。 こんな感じ。
・楽曲の中身について。
イントロ無し。Aメロ 基本キーはAで、4-3-4-3 7-6-7-6を組み合わせた進行。ただしAリディアン(部分的にミクソリディアン) F#-G#-A-E-E-F#-G#-D#というリフが出てきたのち、A' このリフを印象的な音色にしたくて、各種弦楽器とピッチが不安定なアナログシンセを混ぜてます。
Bメロ Dbキーへ。これはなかなか自信あり。色が急に青系になる感じ。
音色も乾いたものからもうちょっとしっとりしたものへ。
後半でまた白鍵系に戻りサビへ
サビ
リサージュの風景以降身につけた、作曲って感じ、個人的には。
この曲基本の進行、IVM7-IIIm9がDキーで始まって
IV-III-II-Iと降りてきて、F#mに向かってII-V-I
C#に向かってII-V-I
再びF#mに向かってII-V-I(ただしIIm7-bII9)
サビ二回し目は
AキーでVI-V-IV-III-II-V-I(大まかに)
でまた、IVM7-IIIm9のパターン この曲AなのかDなのかずっとよくわからん。 バンドっぽいサウンドでやるにしては、内声がめっちゃ動くので大変。
間奏1 リフ
2A
サウンドがすっごく静かに。
んで謎パート突入。
よりビートが16っぽく。
コードはもうよくわかんないです。ルイスコールっぽいかも
2B
弦楽器セクション。檄リハモ。
後期のマーラーとか武満徹とかそっち系の響きがしてほしい感じ。
サビ
珍しく1番とほぼ変わらず。
サビを中断して間奏。メロディの頂点のところをストレッチ。
4拍子のリフに乗せていろんなリズムを展開します。
展開したのち、サビの後半は6/8になって帰ってきます。
後奏
アンビエントターイム。
この終わり方は個人的には意外な感じ。いっつもうるさいので。
・トラック分析
上から
・ボーカル
メインボーカル
サビだけダブル
2Aのエフェクティブなやつ
で〜〜〜〜〜〜〜〜 わたかんコーラス4声×2 ゐつぺゑコーラス4声×2 ・ギター
リフ(ウクレレ、バンジョー、12弦ギター、アコギ×4、マンドリン、大正琴) 2A'16ビート刻みマンドリンズ コード(3パートくらいの12弦ギター、バリトンギター(と同じチューニングにしたアコギ)これらを組み合わせて一つのコードにしてます) サビコード弾き、アコギ&バンジョー
ミックス上でギターアンプに突っ込んで混ぜてますね ・キーボード
基本的なコードはウーリッツァーとアップライトピアノを重ねてます
あとOberheimSEMのsaw(結構柔らかい)とかsquare、brassもたまに
1BとかでちょこっとLABS Soft piano
あとは細かすぎて書けないシンセ(Logicのプリセットとか意外にいっぱい使ってる) ストリングスの補助的にProphetのアンサンブルが
サウンドフォント系の安い音色のシンセも色々使ってます。
あとは大活躍 Kontakt Playbox。自分で作れない音色がたくさん。
まだまだあるけど、 ・シンセベース
UAD Polysynth MAX 基本的にこれ、何箇所かレイヤーしてる。
・ドラム
V/R Converters「散歩の先」のドラムをパーツ毎にバラして使用。
チャイニーズゴングは最近気に入ってる音色。某運動ゲームに出てくるやつ。
あとは細かいラテンパーカッション。だいたいサンプル。
・サンプル
どこに入ってるかは内緒。耳で探して
綿菓子かんろ「彼誰」コーラス 綿菓子かんろ「恒星」コーラスアルペジオ V/R Converters「未来と己」ループ
V/R Converters「宇宙の旅」一番最後のノイズシンセ V/R Converters「拡散性リアリズム」どっかのシンセ(これほぼ聞こえない) V/R Converters「Next tune」シンセ(これもほぼ原型ない) IK MultimediaのMix Boxにめちゃめちゃ助けられてますね。
次の曲からも書ければまとめていきたいですが、こんなに大量には書けないでしょう。
「樹氷」引き続きお楽しみください。
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